チンチラ
長毛種の代表とされるペルシャ猫にはたくさんの毛色があります。チンチラは、その毛色のひとつです。 最近では、チンチラを独立した猫の種類として呼ぶことが定着しています。シェーデット部門として、チンチラ・シルバー、シェーデット・シルバー、チンチラ・ゴールデン、シェーデット・ゴールデンなどがあります。チンチラの基礎知識
チンチラの歴史
400年以上前、トルコからアンゴラ猫がシルクロードを通って中国に運ばれました。 そこへアフガニスタンの胴体が短く、毛の長い猫が来て、交配され、長い年月を経てペルシャ猫が誕生しました。 やがて、イギリスに渡り、イギリス人によって改良されたのが、現在のペルシャです。 イギリスでは犬のマルチーズやうさぎのアンゴラとともに貴婦人のペットとして愛されました。 1871年に行われたキャットショーでのペルシャは、その豪華さとエレガントさが話題になり、その後、新しい色のペルシャが次々と作られました。チンチラが誕生したのは1880年頃のことです。 イギリスでスモークとシルバー・タビーのペルシャ猫が交配され、縞模様を少なくすることでチンチラ・シルバーが誕生しました。アメリカに渡ったのは1900年代の初めで、あっという間に人気になりました。
- 誕生国:イギリス
- タイプ:コビータイプ
- 発生:人為的発生
- 原種:スモーク×シルバータビー
- 体重:3.5kg〜6kg
- 外見的特徴:長い毛がゴージャスです。丸い顔に短い鼻、大きな丸い目をしています。ずんぐりむっくりの体型をしています。
- 性格:おっとりしている子が多いのですが、中にはきつい性格の子もいます。繊細な面もあります。
- 育て方:初心者でも飼いやすい猫です。長い毛が散らかりやすいので、掃除のしやすいフローリングが適しています。 毛の美しさを保つため、シャンプーは欠かせません。月2回程度行います。ブラッシングとコーミングは毎日します。運動はそれほど必要ありません。甘えてきたら遊んであげましょう。
- かかりやすい病気:聴覚障害、心臓疾患、眼病
チンチラのプロフィール
チンチラの種類
チンチラ・シルバー
お腹の毛が純白で、頭部、背中、しっぽの上側が黒く、全体的に見ると輝いた銀色をしています。 顎先、全胸部、腹部は純白です。アイライン、唇、鼻鏡の周辺は黒く縁取られ、肉球も黒です。 眼はグリーンかブルー・グリーンをしています。子猫のうちはブルーの眼をしていて、大人になるにつれ、グリーンに変化していきます。完全なグリーンになるのは5歳頃からと言われています。鼻鏡はレンガ色をしています。
シェーデット・シルバー
お腹の毛は白く、頭部、背、しっぽの上側、わき腹が黒いです。 全体的に見て、チンチラ・シルバーが白銀なのに対し、シェーデット・シルバーはいぶし銀に見えます。眼と肉球の色はチンチラ・シルバーと一緒です。チンチラ・シルバーと似ていることから、イギリスではこの種類は公認されていません。
チンチラ・ゴールデン
現在人気の種類です。劣性遺伝子として受け継がれているブラウンの色が結合し、突然生まれてきたもので、10年ほど前に公認されました。お腹の毛がゴールドかアプリコットで、頭部、背、しっぽの上側がブロンズ色です。前胸部、しっぽの下側はクリーム色かゴールデンで、しっぽの先端がシール・ブラウンです。
シェーデット・ゴールデン
チンチラ・ゴールデンと比較し、全体的に色が濃く、お腹の毛はアプリコットが好まれます。
シェル・カメオ
レッド・チンチラと呼ばれています。お腹の毛は純白で、頭部、背、しっぽの上側がオレンジ色です。顎先、胸部、耳の房毛は純白です。眼の色は赤錆色をしています。
シェーデット・カメオ
チンチラ・シルバーとシェーデット・シルバーのような違いで、シェル・カメオより全体に濃いオレンジ色をしています。
チンチラを飼うにあたって
おだやかな子が多いのですが、近親交配が繰り返されたためか、体が小さく、わがままな子もいます。必ず抱き上げて、子猫の性格を確認して下さい。ペットショップでは多くが生後2ヶ月頃の子猫を販売していますが、生後4ヶ月頃から性格がはっきりしてくるため、初めて飼う人はワクチンが済んだこの時期の子が狙い目です。ペットとして飼う場合は安価で健康的な子を選びましょう。繁殖やショーが目的であれば、レベルの高い猫を選びましょう。信頼のできるキャット・クラブやブリーダーを探して下さい。