あわび
あわびと聞くと、お寿司屋さんや高級料亭などで出てくるおなじみの、海の高級食材として知られていますね。このあわびがどんな生物なのか、どんな食べ方があるのか紹介していきましょう。あわびのいろいろ
■あわびの生態
あわびは漢字で『鮑』と書き、ミミガイ科アワビ属で巻貝の一種です。貝の大きさは5cm〜20cmになり、皿のような貝をもっています。深さ20mくらいの岩にくっついて生息しており、食料はワカメや昆布などです。世界には約100種類のあわびがおり、日本では10種類くらいのあわびが確認できるのですが、よく見られるのが、マダカアワビ、メガイアワビ、クロアワビ、エゾアワビです。
■あわびの種類
- マダカアワビ・・・大きさが30cmまで大きくなり、ヒモの部分が深緑色です。アオガイともよばれています。
- メガイアワビ・・・殻の表面が赤いあわびです。ビワガイともよばれています。身がやわらかいので煮物にあっているあわびです。
- クロアワビ・・・採れる量が1番多いあわびです。殻や身が黒くてクロガイ、オガイともよばれています。
- エゾアワビ・・・北海道や東北に生息するあわびです。大きさは10cmくらいで、クロアワビと同じともいわれています。
■あわびの栄養
あわびにはグルタミン酸、グリシン、ペタインにグリコーゲンなどが含まれており、乾燥させるとカルシウムが4倍に増えます。疲労回復や美容にとてもよいのです。精力増強、動脈硬化、高血圧や視力低下の予防や肝機能向上にもよいとされています。
あわびのさばき方
- 身の部分に塩を振り、手などでこすって、あわびのぬめりを取り除きます。
- 塩を水で洗い流します。身と貝の間にしゃもじなどを差し込み、あわびの貝柱をそいでいくように差し込んでいきます。
- 身がとれたら、あわびの貝柱の方に薄いヒモがあるので、ワタ(内臓)に向かって取っていきます。ヒモとワタを切り離します。
- 硬い口があるのですが、そこは食べられませんので、Vの字に切ってください。
- あとは水洗いしてお好きなように料理してください。ヒモとキモは、砂をとってから食べてください。
あわびの料理レシピ
- あわびを水で洗い、貝殻からはずします。
- 身をはずしたら、キモをとり、食べやすいように少し薄切りに切ります。
- 皿に盛り付けて出来上がりです。
あわびのお刺身
※わさびしょう油のほかに二倍酢や三倍酢で食べてもおいしく食べられます。
- あわび ……200g(大2個)
- 米 ……3合
- さけ ……2カップ
- だし汁 ……2カップ
- しょう油 ……大さじ1.5
- みりん ……大さじ1
- 塩 ……少々
- たまねぎ ……1/2(小角切り)
- 生わさび ……1/2本(細切り)
- 焼きのり ……2枚
- バター ……30g
- あわびは殻からはずし、ワタはすり鉢ですってさけを入れ米と一緒に炊きます。
- あわびの硬いヒモは取り、細かく切って、さけをかけます。身はお好みの薄さに切って、たまねぎと一緒にさっとバターで炒めます。ご飯が炊き上がったら、いためたものをご飯に混ぜます。
- よそったご飯に、細切りした生わさびと切ったのりを散らしてできあがりです。 炊き上がったご飯は、30分くらい蒸らすと味がなじんでおいしくなります。
あわび飯(キモ入り)
【材料】
【作り方】
- さけ バター 塩こしょう しょう油 砂糖 生クリーム うまみ調味料
- あわびは殻をはずし、表面に軽く切り込みをいれたら、横に包丁を入れ、あわびのキモを取り出します。
- フライパンを火にかけてあわびを入れ、さけをあわびが半分くらい漬かるくらい入れます。さけが沸騰したら火を弱火にして蓋をします。
- あわびを蒸したら、さけだけ他の器に移しし、再びフライパンにバターを入れて、塩こしょうをして焼きます。
- 少し焦げ目がついたら、あわびを皿に盛り付けます。
- しょう油少々と取り出したさけを少々、うまみ調味料少々、砂糖少々、生クリーム少々を入れて焦げないようにソースを作ります。
- 皿に盛り付けたあわびに、キモソースをかけてレモンを添えたら出来上がりです。
あわびステーキ
【材料】
【作り方】
- だし汁 砂糖 さけ 大根 しょう油
- 貝から身をはずし、はずしたあわびを角切にします。
- 角切りにしたあわびを鍋にいれて、だし汁、砂糖、さけを入れます。なるべく薄味にしましょう。
- あわびをやわらかくするために大根を入れ、火にかけて煮立てます。
- お好みで仕上げにしょう油を入れます。しょう油を早めに入れると、あわびの身が固くなってしまいますので気をつけましょう。
あわびの煮物
【材料】
【作り方】
あわびを採るには
あわびはとても強い吸引力があるので、発見したら一気に捕獲しなければなりません。一度失敗したら、再度挑戦することはなかなか困難です。まずはあわびを発見したら、あわびをはがすための棒などを、岩とあわびの間に差し込みます。岩からはがす際は、あわびをひっくり返すようにしてください。これで失敗してしまったら、このあわびは諦めて次のあわびに挑戦しましょう。 ちなみに、あわびを採るにはその海岸によってはあわびを捕るための権利や許可が設定されている場合があります。その場合は許可なしであわびを捕ることはできません。あわびの数少ない生息地かもしれませんし、漁師さんや海女さんの生活の場になっている場合もありますので、むやみに捕らず、よく考えて行動しましょう。