しゃっくり

「ひっく」「ひゃっく」「ひょっ」と変な声がでてくるので、子供の頃は「しゃっくり」ではなく「ひゃっくり」だと思っていました。しゃっくりしていると苦しいので早く止めたくなりますが、止め方も面白いものがたくさんありますよね。止まったかな? と思っても長―い間隔をあけてでるときもあります。生まれたばかりの子供は凄く短い間隔でしゃっくりをしていました。大人と子供ではしゃっくりの早さに違いがあるのでしょうか?


しゃっくりの原因とは

しゃっくりは大人から小さな赤ちゃんやお母さんのお腹の中にいる胎児のときにも「ヒック」とやっています。しゃっくりは体の中のちょうどみぞおちあたりにある「横隔膜(おうかくまく)」という筋肉の痙攣やその痙攣によって声帯が開いたり閉じたりすることによっておきるものです。 横隔膜が痙攣するのは、横隔膜には食道と血管を通すための穴が開いており、そこからの横隔膜への直接の刺激が原因となってしゃっくりが起こる場合と、横隔膜の神経が刺激をうけて起こる場合があります。横隔膜は哺乳類だけが持つ筋肉なので、しゃっくりをするということは哺乳類だ、ということになるのでしょうか。 しゃっくりはしばらくすると勝手に治る場合が多いのですが、このタイプのしゃっくりは一時的な刺激によるものです。しかし、ストレスなどの心因性のしゃっくりや食道炎や尿毒症、動脈硬化などの病気が原因でしゃっくりが起きることもありますので、長時間続くしゃっくりには注意が必要です。

赤ちゃんのしゃっくり

しゃっくりは、胎児の頃からお母さんのお腹の中でしています。生まれたばかりの新生児や赤ちゃんが小さな体で「ヒック、ヒック」としゃっくりしているのを見るとちょっとびっくりしますよね。

■胎児のしゃっくり

お腹の中にいる胎児がしゃっくりをする原因は、はっきりわかっていません。妊娠中にエコーなどの検査で、胎児がしゃっくりやあくびをしているのが観られる事があります。羊水に包まれている胎児は羊水を飲んだり、羊水の中で排泄をしています。 自分で排泄したものなどが、羊水を飲むときやあくびをした時に自然に口や鼻から喉にはいってしまうことがあるため、排泄物やごみといった余計なものが胎児の肺や胃に入ってしまわないように、横隔膜を痙攣させて排出しているのではないかと言われています。

■新生児・乳幼児のしゃっくり

生まれたばかりの新生児や乳幼児のしゃっくりは、呼吸の仕方をまだ覚え切れていないので起こりやすいとか、母乳やミルクを飲むのも上手くできず空気を一緒に飲み込んでしまうため、胃や食堂に入った空気を出すために起こっているといわれています。 しゃっくりが起きる原理としては、横隔膜が痙攣したり、声帯が閉じたり開いたりするという大人と変わらないものなのですが、新生児は生後3ヶ月くらいまで、心拍数や脈拍が大人の3倍の速さになっています。そのため痙攣も細かいペースで起こるのか、しゃっくりの間隔は短いことが多いようです。大人はしゃっくりを苦しく感じていますが、赤ちゃんの場合は苦しいと感じないことも多いようですので、苦しくて泣き出すようなことがなければほっておいて大丈夫だそうです。 もし、しゃっくりが止まらなくて苦しいような場合はミルクや母乳を飲ませるか、排泄している時は濡れている刺激がしゃっくりになっていることがあるかもしれないので、着替えさせてあげるとしゃっくりが止まりやすいそうです。 インドネシアでは、「しゃっくりは早く大きくなりたいからするもの」といわれているそうなので、大きくなって呼吸やミルクの飲み方が上手になればしゃっくりは少なくなる、ということでしょうか。

しゃっくりの止め方

「しゃっくりを3日し続けると生きていられない」などの話を聞いたことがあり、小さい頃は早くとめなければ! と必死になったこともあります。大人になると、そんな噂話のせいではなく、大切な仕事の場やコンクールなどの場面、健康診断などの内科的な検査を受ける時どうしてもしゃっくりを止めなければならないことがあります。

■刺激を与えるしゃっくりの止め方

「びっくりさせる」「冷水をコップにいれて一気に飲む」「下をガーゼなどで引っ張る」「息を止める」「背中を誰かにたたいてもらう」などはしゃっくりを止める方法としては一般的によく知られているものです。科学的に考えても、神経に刺激を与える方法ですので、それなりに効果が期待できるのではないでしょうか。

■気を紛らわせてしゃっくりを止める方法

「大根の花の色は? 」「どんぶりにお湯を入れ、自分の手前ではなく向こう正面の端に口をつけて飲む」「コップの上に箸を十字に置き、その箸と箸の間からなかの水を飲む」「豆腐は何からできているか? 」などしゃっくりが気になってしまうことから、他のことに集中させる、という方法も良く聞きます。ほかの事に集中するとなぜしゃっくりが止まるのかはわかりませんが、こういった方法も意外にしゃっくりを止めることが出来るようです。

■不思議なしゃっくりの止め方

「腰椎1〜2番を抑える」「みぞおちを拳で押さえつける」「コヨリで鼻をくすぐってくしゃみをする」「レモンをかじる」「ム・ラ・サ・キ・イ・ロと大きな声で言う」というようなものもあります。初めの2個などは、横隔膜の痙攣を抑える効果があるようにも思えます。

■外国のしゃっくりの止め方

世界には色々なしゃっくりの止め方があるようです。お砂糖を使っているものが多いのはなぜでしょうか?

  • アメリカ
  • 「砂糖をスプーン一杯飲み込む」「グラスの反対側から水を飲む」

  • フランス
  • 「砂糖水をコップ一杯飲み干す」

  • イスラエル
  • 「グラスに砂糖を2杯ほど入れ一気に飲み干す」

  • メキシコ
  • 「しゃっくりしている赤ちゃんの眉間に何か、赤いものを乗せる」

しゃっくりの薬

しゃっくりは自然に起こることなので、時間がたつと治りますが、以外に疲れるものです。日本では昔から、柿のヘタを煎じたものをしゃっくりを止める薬として使っていました。現在でも、柿のヘタを煎じた漢方のようなものもありますので、利用してみるもの良いかもしれません。

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