大根
大根は、日本には中国から伝わってきました。大根の葉は春の七草で「すずしろ」と呼ばれています。サラダや大根おろしにして生で食べてもぴりっとした辛味がおいしく、煮ても漬けても味が染み込みます。日持ちがする切干大根やたくあんに加工されたり、地域の特産品を合わせた料理が多く、日本人の口に合った大根が出回っています。実だけでなく、葉や皮も余すことなく食べることができるので、とても馴染みのある野菜です。大根ってどんな食べ物?
■大根の栄養
大根の根には、ビタミンCがたっぷり含まれています。大根の葉にも、ビタミンCやビタミンAが豊富です。大根の先端に多い辛味は、アリルイソチオシアネートといって、胃液の分泌を促し、腸の働きを活発にしてくれます。風邪やガンの予防にもなるんですよ。
■おいしい大根の食べ方
大根おろしに使うおろし器は、プラスチック製など手軽に購入することができますが、もし、おいしく食べることを考えるなら、昔ながらの銅製のおろし器をおすすめします。金物やさんで購入することができます。おろし金の刃を1つ1つ手で打ち込んでいるので不揃いなところが、大根の繊維に優しくあたって甘く感じるんですよ♪保存をするときは、カットしたペットボトルに立てて置くと長持ちしますよ。
大根の育て方
大根は15〜25℃の間で成長します。8月〜9月中旬に種をまきます。土が大切で、種まきの1週間以上前から、苦土石灰をまいて土を酸性にします。日向で水はけの良い土に肥料をたっぷり与えます。本葉3〜4枚の時に間引きをし、化学肥料を追肥します。種まきからおよそ60日で収穫できます。
大根の種類
■青首(あおくび)大根
一年中スーパーで見かける大根です。甘味が強く、葉の近くが黄緑色になっています。収穫しやすく人気があります。
■練馬大根
江戸時代から栽培されてきた白首大根に分類される練馬大根は、たくさん漬けや干し大根として出荷されてきました。現在では収穫に手間がかかるため、キャベツに代わって激減していますが、練馬大根を守り抜こうという動きもあります。
■守口大根
大阪府守口が発祥の大根です。1m以上もある細長い大根で、愛知県の粕漬けが有名です。
■聖護院大根
京都府聖護院で生まれた京野菜です。煮物などの和食に向いています。
■桜島大根
鹿児島県桜島で生まれた大きな大根です。薩摩漬けという粕漬けになります。
■かいわれ大根
水栽培で作られる小さな葉の大根で、和え物やつけあわせに使われます。独特の辛味があります。
■二十日大根(ラディッシュ)
アメリカから伝わってきた、丸くて小さな大根です。皮が赤く、実が白いのが一般的ですが、中には皮に白色が混ざっていたり、完全に白い二十日大根もあります。
大根を使ったレシピ
- 大根1/4本、じゃこ大匙2、わかめ10g、梅干し2個、ポン酢適量
- 大根は皮を剥いて、スライサーで薄くするか、短冊切りにします。大根、わかめ、じゃこを和えてお皿に盛ります。梅干しは包丁で叩いてつぶします。ポン酢に梅干しを加えて、梅ポン酢にし、サラダにかけてできあがりです。
大根サラダのレシピ
【材料】(2人分)
【作り方】
- 大根500g、にんじん50g、塩小匙1【合わせ酢】酢65cc、砂糖大匙2
- 大根は5cm幅の短冊切りにし、にんじんも3cm幅の短冊切りにします。大根とにんじんを塩水に漬け、しんなりするまで5分程置きます。絞って水気を切っておきます。鍋に合わせ酢の材料を入れて沸騰させます。砂糖が完全に溶けたら冷ましておきます。合わせ酢に大根とにんじんを入れてよく混ぜます。ひと晩置いて味が染み込んだらできあがりです。
なますのレシピ
【材料】(2人分)
【作り方】
- 手羽元4本、大根1/2本、にんじん1/2本【調味料】しょうゆ大匙4、だしの素小匙1、さけ・みりん各大匙5
- 大根は皮を剥いて乱切りにします。手羽元は軽く洗います。手羽元を炒めます。軽く焼き色がついたら、大根を加え、水が浸るくらい入れます。火にかけて煮立ったら中火にします。大根が柔らかくなって煮汁が半分くらいになったら、調味料を加え、落し蓋をして10分程煮込みます。火を止めて味を染み込ませたらできあがりです。
大根と手羽元の煮物レシピ
【材料】(2人分)
【作り方】
- 大根1/2本、ぶりの切り身2切れ、塩適量、だし汁1カップ、しょうゆ大匙1、飾り用針しょうが適量【煮汁】水1/4カップ、さけ大匙2、みりん大匙1と1/2、砂糖大匙2/3、しょうゆ大匙2、しょうが千切り1/4かけ
- ぶりは1切れを2〜3つに切り、ザルに並べて両面に塩を振り、10分程置きます。たっぷりの熱湯にぶりを入れて、色が変わったら冷水に取って水気を切ります。大根は皮を剥いて2.5cmの輪切りにします。片面に十字に切り目を入れて面取りをします。大根を鍋に入れ、浸るくらいの水と米大匙1(分量外)を加えて火にかけます。煮立ったら弱火にして蓋をし、20分程茹でます。鍋に煮汁の材料を加えて煮立て、ぶりを加えて水で濡らした落し蓋で蓋をします。弱火で10〜15分煮て火を止めます。大根を水で洗って米を洗い落とし、別の鍋に入れます。ぶりの煮汁とだし汁を加えて火にかけ、煮立ったらしょうゆを入れて蓋をし、弱火で20分程煮込みます。ぶりを加えてひと煮立ちさせ、器に盛って仕上げにしょうがを飾ってできあがりです。
ぶり大根のレシピ
【材料】(2人分)
【作り方】
- 大根10cm、だし汁適量【練りみそ】みそ大匙2、砂糖・さけ各大匙1
- 大根は皮を剥いて5cmの輪切りにし、面取りをします。片面に十字に切り目を入れ、だし汁で柔らかくなるまで煮込みます。練りみその材料を別の鍋で好みの硬さになるまで練り込みます。大根に練り味噌をかけてできあがりです。
ふろふき大根のレシピ
【材料】(2人分)
【作り方】
- 大根1/2本、いか1パイ、しょうが1/2かけ、しょうゆ大匙2、さけ・みりん各大匙1と1/2
- 大根は皮を剥き、3cmのいちょう切りにします。鍋に水をひたひたになるまで入れて、柔らかくなるまで煮込みます。しょうがは皮を剥かずに薄切りにします。いかはワタを取り、胴を2cmの輪切り、ゲソは2本ずつに分けます。ワタは皮から出して包丁で叩きます。大根が煮えたら、しょうが、さけ・みりんを入れ、ひと煮立ちさせ、ワタとしょうゆを加えて落とし蓋をします。4〜5分煮たらいかを入れ、いかに火が通ったらしょうゆで味を見てできあがりです。
大根といかの煮物のレシピ
【材料】
【作り方】
- 大根の葉1本分、かつおぶし1つかみ、めんつゆ・ごま油各適量
- 大根の葉を1〜2cmのざく切りにし、水で洗います。フライパンにごま油を引き、大根の葉を炒めます。かつおぶしとめんつゆを入れてよく混ぜてできあがりです。炒りごまがあると更においしくなりますよ!
大根葉の炒め物レシピ
【材料】(2人分)
【作り方】
- 大根1本【調味料】酢100cc、塩小匙4、砂糖150g、昆布10cm、鷹の爪適量
- 大根は15cmくらいの幅で、4等分にし、瓶に隙間なく詰めます。調味料を全て入れます。蓋をして軽く振り、大根に調味液が浸るようにします。時間が経つと、大根の水分が出てきてまんべんなく浸かるようになります。3〜4日置いてできあがりです。
簡単!大根の漬物のレシピ
【材料】(1本分)
【作り方】
大根関連データ
■ど根性大根
アスファルトを突き破って育った大根を指します。全国各地で見られるようですが、兵庫県相生市のど根性大根は一躍人気になり、絵本やクッキーなどになっています。
■大根仁(おおね・ひとし)
ドラマやCM、舞台など幅広く手がける演出家、映画監督です。個人サイトでは、こまめに日記を更新していて、読者と同じ目線なところが読みやすいです。
■大根役者
大根役者というと演技が下手な役者さんを思い浮かべます。しかし、大根役者にはいろんな説があり、演技が下手だと舞台から下ろされるので大根おろしとかけた説や、役者の付き人「ダイコウ」が訛って大根になった説などがあります。個人的には、大根は利用範囲が広いのでいろんな役ができる、という意味だと良いですね。