木星
木星(ジュピター)といえば、音楽家ホルストの曲を思い出します。その曲をもとに作った歌を、ある女性歌手が歌って、大ヒットしました。さて、本物の惑星(わくせい)のほうの木星は、太陽系(たいようけい)の内側(うちがわ)から5番目の惑星です。ほかの惑星と比べて、一番大きな木星の正体を明かしていきましょう
木星ッテ、ドンナ惑星(わくせい)?
■木星のとくちょう
太陽系の惑星の中で、一番大きなのが木星です。木星は地球(ちきゅう)とは全然(ぜんぜん)ちがうタイプの惑星なんですよ。地球は岩石や金属(きんぞく)でできていますが、木星は太陽と同じ水素(すいそ)とヘリウムのガスでできています。なので、大きいわりには軽いのです。
もしも、木星が今の100倍くらい大きければ、内部で反応(はんのう)がおこり、太陽のようになっていたかもしれません。もう一つ、木星の大きなとくちょうと言えるのが、大赤斑(だいせきはん)です。
これは科学の教科書などにのっている木星の写真をよく見ると、木星の表面(ひょうめん)に、太いしまもようがありますよね?大赤斑(だいせきはん)とは、このことを言います。この大赤斑(だいせきはん)は約(やく)10時間という木星の自転(じてん)スピードのはやさと大気(たいき)や雲が、はげしく動いているためにできるものと考えられています。うずまきは一度もきえたことがないんですって。ふしぎですね。
■木星のデータ
- 木星の半径(はんけい):7万2000km
- 木星の質量(しつりょう):地球を1として、317.8
- 木星の温度:太陽からはなれているため、平均で−144度
- 木星の気圧(きあつ):およそ0.7気圧
- 太陽からの距離(きょり):7億8000万km
- 木星の公転周期(こうてんしゅうき):12年
- 木星の自転周期(じてんしゅうき):9時間56分
- 木星の衛星(えいせい):現在62コあります。そのうち、おもな衛星はイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト。
- 木星の環(わ):ほそくて、うすいリングが3本
木星ノ見ツケカタッテ?
木星は、6月中旬から8月下旬にかけて、夜、日が落ちてから南西の方角(ほうがく)に見えます。てんびん座の中に光っていることが多いです。冬は、おうし座からふたご座に位置(いち)しています。もちろん、天気によっても見え方は、かわってきます。また、前もって観測場所(かんそくばしょ)や方角(ほうがく)を確認(かくにん)しておくことも大切(たいせつ)ですよ。
木星ニマツワル神話ッテ?
木星は英語(えいご)でジュピターと言います。ジュピターは神(かみ)の王様ゼウスで、天空(てんくう)の神さまのことをさします。また、ジュピターという名前には、明るくかがやく空という意味(いみ)があります。さらに、ギリシャ神話ではゼウスは太陽の父とされています。これは、木星が太陽になりそこねた惑星ということに由来(ゆらい)しているのでしょうか?
ここで、ゼウスの話をしたいと思います。ゼウスはクロノスとレアの息子(むすこ)です。姉(あね)のヘラとけっこんしましたが、エウロパにはオス牛、レダには白鳥、レトにはウズラ、ダナエには黄金(おうごん)の雨、アルクメネには夫(おっと)など、いろんな姿(すがた)に変身して、多くのほかの女性にもプロポーズしていました。
木星ノ探査機(たんさき)「ガリレオ」ッテドンナモノ?
きちんと木星に到着(とうちゃく)して、くわしい観測(かんそく)がおこなわれたのは、探査機「ガリレオ」によってです。これは、1979年のボイジャー探査機につづき、2度目になります。1989年に木星にむけて、はなたれた「ガリレオ」は、1995年に到着(とうちゃく)しました。
探査機「ガリレオ」は、木星の構造(こうぞう)と成り立ちの調査だけじゃなく、木星のまわりの衛星(えいせい)のことも調べられたんですよ。