万里の長城
中国にはさまざまな観光スポットがありますが、その代表といってもよいのが「万里の長城」です。歴史や地理に詳しくない、もしくは興味のない方でも、名前だけは聞いたことがあるのではないでしょうか。万里の長城は全長2,400kmという途方のない長さの建造物であり、歴史的価値が大きいことから1987年に世界遺産に登録されました。
大手旅行会社では、万里の長城を見学するツアーなどが多く用意されており、日本からも比較的近いため、海外旅行に慣れていない方でも気軽に観光できる観光スポットです。
世界遺産「万里の長城」とは?
紀元前の数世紀のお話し、中国の北側で勢力を伸ばしていた騎馬兵の南方への進入をどうにか防ぎたかったため、長城は作られました。しかし、現在ある万里の長城はそのあとの明時代に作られております。
■万里の長城が月からみえる!?
万里の長城といえば、地球上の建造物で月から肉眼で見ることの出来る唯一の建造物として大変有名です。しかし、夢を壊すようでしのびないのですが、実は万里の長城・・・・・・月から肉眼で確認することは出来ません。デマだったのです。確かに距離は大変長いので信憑性のある逸話であると多くの人が信じて疑わなかったのですが、幅が足りないため見えません。
万里の長城の歴史
万里の長城の歴史は紀元前までさかのぼります。当時勢力を伸ばしていた匈奴の進入を妨げるために長城は建造されました。最初に万里の長城を建造したのは秦の始皇帝です。漢の時代にはいると長城が増築されさらに巨大になっていきました。
明の時代に入ると万里の長城の大がかりな改修が始まりました。今までは土やレンガで城壁は作られていましたが、レンガ中心でつくられ、現在の長城の姿となりました。現存する万里の長城の距離は2,400kmです。1955年に八達嶺に一般人が出入りできるようになってから、それぞれのポイントが観光用に整備・開放された結果、万里の長城は世界を代表する観光地となりました。
世界遺産「万里の長城」の観光ガイド
万里の長城を観光するときの基本的な情報について紹介していきましょう。
■万里の長城の場所や位置
万里の長城にもっとも近い大きな都市は北京となります。地図でみると東西に大きく伸びる様子がしっかりと確認できます。地図では「北緯39°59・東経117°50」の位置になります。最近めざましく発達しているインターネットで見ることの出来る地図でも万里の長城を確認することが出来ますので、興味のある方はぜひ一度アクセスして見えくださいね。
■万里の長城のアクセス法
万里の長城のツアー場合、交通機関を用意してくれていますので、スムーズに行くことが出来ます。ツアーを組んでいない場合は、観光タクシーを予約して行くと良いでしょう。鉄道を利用するとなると、八達嶺に停まるのが1往復のみあります。時間は北京北9:10→八達嶺11:34、八達嶺15:24→北京北17:57となります。バスですと旅游バスという中国の方が利用する観光バスがあります。
■万里の長城の観光スポット
現在、万里の長城が整備されて開放されているポイントは「八達嶺」「幕田峪」「司馬台」「金山嶺」「居庸関」「黄崖関」「山海関」「嘉峪関」の8箇所です。八達嶺は北京から割と近いため大変人気がありますが、オンシーズンに行くと大変混雑しており、万里の長城を見学すると言うより、人を見学しているのではと錯覚するほどになります。
■万里の長城の気温
基本的に日本と似たような気候条件です。6〜9月ごろは暑く、11〜3月は寒いです。とくに冬はしっかりとした防寒具を身につけるようにしてください。寒くて万里の長城の観光どころではないですからね。
■万里の長城の料金
北京郊外にある慕田峪長城では外国人の入場料が20元となります。ロープウェイは片道35元、往復ですと10元安い60元となります。ちなみに1元は約15円となります。
■写真で見る万里の長城
けわしい山々に張りめぐらされた城壁は写真からも雄大さが伝わってきます。万里の長城の全容をすべて肉眼で確認することは不可能といって良いでしょう。そのため万里の長城のさまざまな顔を捉えた写真は大変貴重といえます。
万里の長城の最も人気のある八達嶺長城
八達嶺長城と書いて「はったつれいちょうじょう」と日本語名で読み、中国発音では「バーダーリンチャンチョン」と呼びます。中国北京市延慶県にあります。
■八達嶺長城とは?
万里の長城が一般開放された最初のポイントです。北京から一番近い万里の長城の観光スポットであるため、1年を通して観光客が賑わっております。八達嶺長城の周囲は北京を守るためにとくに頑丈に作られております。レンガ作りの万里の長城が一般的なイメージとなっていますが、これは北京市周囲の万里の長城の特徴であり、万里の長城すべてがそうではありません。