葉酸
あまり知られていない葉酸。でも、実はものすごいパワーを秘めています。特に妊娠を計画している人にはオススメ! さぁ、葉っぱの酸と書いて「葉酸(ようさん)」に秘められたパワーを解析していきましょう♪
葉酸ってなに?
「ほうれん草」から発見された葉酸(ようさん)はビタミンBの1種で、細胞分裂や成長に大きく関わるため妊婦さんには欠かせない栄養素とされています。また、生活習慣病の予防にも効果があるなど、妊婦さんだけでなく年齢、性別を問わず摂取が望ましい栄養素でもあります。
葉酸と妊娠
細胞分裂の盛んな胎児にとって、それらを助ける働きがある葉酸は大変重要な栄養素です。欧米などでは先天性異常(二分脊椎など)の発症リスクが葉酸によって低減されるという報告があり、日本の厚生労働省も葉酸の摂取をすすめています。特に妊娠を計画している女性は妊娠1ヶ月以上前〜妊娠3ヶ月までの間、食事からの摂取だけでなくサプリメント(栄養補助食品)を使用して1日0.4mgの葉酸摂取を心がけるといいそうです。
葉酸不足がもたらす病気
体内から葉酸が不足すると、さまざまな病気の発症リスクが高まります。
■葉酸と悪性貧血
ア葉酸が不足することで体内の赤血球が正常に作られず、悪性の貧血(巨赤芽球性貧血)を引き起こします。
■葉酸と神経管閉塞障害
妊娠初期に葉酸が不足することで、胎児の神経管閉塞障害の危険性が高まります。神経管は発達すると脳や脊髄になる器官で、この部分に障害が起こると奇形や下半身麻痺などの症状を伴います。
■葉酸と動脈硬化
葉酸が不足するとホモシステイン(動脈硬化が促進されるアミノ酸)が分解できず、動脈硬化を引き起こす原因となります。
葉酸を上手に摂ろう!
ほうれん草から抽出されたことから名付けられた葉酸は、名前のとおり「葉野菜」を中心に多く含まれています。しかし、食の欧米化が進む今日では葉酸の摂取量も減少気味に・・・。そこで、葉酸の摂取がきちんと出来ているかチェックしてみましょう。
- 葉野菜(ほうれん草や小松菜など)、ブロッコリーなどの緑色が濃い野菜を毎日欠かさず食べている
- イチゴやマンゴー、柑橘系(オレンジやグレープフルーツ)などの果物を毎日欠かさず食べている
- 時々、レバーを食べるようにしている
- 豆腐や納豆などの大豆製品を毎日食べている
- 昆布や海苔などの海藻類をよく食べる
- 卵を1日1個、毎日食べている
∞∞∞葉酸∞∞∞
これらの項目で、あてはまるものが少ない人は葉酸不足の可能性が・・・。ちなみに理想的な葉酸摂取量は成人男女で200μg、また妊娠を計画している人や妊娠の可能性がある女性では1日400μgにもなります。葉酸をたくさん含む食品を料理に取り入れ、少しでも多くの葉酸を摂取するよう心がけていきましょう。
葉酸deクッキング♪
葉酸は「熱に弱い」「水にも溶けやすい」といった点から普段の料理ではどうしても不足しがちに・・・。ここでは、そんな葉酸を「美味しく」「無理なく」「簡単に」摂取できる夢のような料理をご紹介したいと思います。
- モロヘイヤ:1/2束
- プチトマト:100g
- たまねぎ(出来れば紫):1/4個
- 酢:小さじ1
- ピーナッツオイル:大さじ1
- 塩コショウ:少々
- モロヘイヤは太めの茎を除き、葉を摘んだら下茹でして水気を切る。
- ヘタを取ったプチトマトに、十字の切り込みを入れる。
- 薄切りにした玉ねぎは、5分間冷水に浸して水気を切る。
- ボウルに調味料全部を入れて混ぜ、(1)玉ねぎ、(2)プチトマト、(3)モロヘイヤの順にあえたら出来上がり♪
葉酸たっぷりモロヘイヤとプチトマトのサラダ
【材料】(2人分)
【作り方】
- オレンジ:1個
- マンゴー:1個
- ハチミツ:小さじ1
- レモン汁:少々
- 氷:3〜4個
- 冷水:1/2カップ
- ミント(飾り用):少々
- オレンジとマンゴーはあらかじめ冷やしておく。
- オレンジは身だけにして、マンゴーは皮をむいて種を取り除く。
- ミント以外の材料を全部入れてミキサーにかける。氷が砕けて滑らかになったら出来上がり。ミントの葉を添えればオシャレなカフェ風に・・・♪
オレンジとマンゴーの葉酸入りジュース
【材料】(2人分)
【作り方】
葉酸の弱点(熱や水への吸収)をものともしない「生」の料理はいかがでしたか? サラダやドリンクにすると、葉酸を美味しく手軽に摂取することが出来ます。ご家庭でも簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてください!
葉酸サプリメント
葉酸のサプリメントはベビー用品で有名な「ピジョン」やサプリメントの老舗「ネイチャーメイド」など各社から出されています。普段の食生活では摂取しきれない葉酸の補助的な役割としてサプリメントを活用する・・・これも葉酸を上手に摂取するための1つの方法ですよね。サプリメントの摂取に関しては、添付されている取扱説明書に従ってください。また持病などがあり心配な方は、かかりつけのお医者さんに相談の上飲むようにしましょう。