八ツ橋
京都といえば舞妓さん。でも京都のお土産といえば八ツ橋ですね。お土産屋に行くと必ず販売されていますが、とあるコンビニエンスストアで京都コーナーができていて、生八橋が売られているのを見て思わず買ってしまいました。学生時代、修学旅行で京都に行ってホテルのお茶うけが八橋だったのを思い出します。やっぱり京都といえば八橋でしょう!
八ツ橋とは?
八ツ橋は京都発祥の和菓子で上新粉と砂糖、シナモンの粉を混ぜた生地を焼いたものです。焼かないで蒸して餡が入ったものを生八ツ橋といい、八ツ橋といえば焼いたせんべいの方よりこの生八ツ橋を思い浮かべる人の方が多いのではないでしょうか。あの独特なニッキの香りがダメだという人もいますが、ニッキ好きな自分としてはたまらない一品です。八ツ橋で有名な「おたべ」や「井筒八ツ橋本舗」、「聖護院八ツ橋総本店」などがありますが、こちらはあとで説明していきましょう。
八ツ橋の歴史
八ツ橋の名前の由来はいくつかありますが、有力な説は二つあります。一つは伊勢物語に登場する三河の国の八橋という橋を真似て作ったからという説と、江戸時代初期に活躍した筝曲の作曲家、八橋検校という人が作った堅焼きせんべいからだという説です。この人物がとある茶店の店主にせんべいの作り方を伝授し、八橋検校なきあとに、教わったせんべいをもとに琴に似せた菓子を作り、それが八ツ橋になったといわれているのです。最初はこの堅焼きせんべいだけでしたが、聖護院八ツ橋が表千家の茶会で出した生八ツ橋が好評で商品として売り出されたということです。
井筒八ツ橋本舗
井筒八ツ橋本舗の創業は1805年の文化2年、米や味噌、しょうゆ、菓子などを扱う店として生まれました。昭和22年に5代目によりつぶあん入りの生八ツ橋「夕霧」を作り、昭和32年にがこの生八ツ橋「夕霧」で名誉大賞牌を受賞しました。今ある有名な「夕子」は昭和49年に発表されたものです。京極の一番街の中には観光客が堅焼き八ツ橋を作る体験ができるコーナーを開設するなどして井筒八ツ橋での堅焼き技術者の育成と継承に役立てています。
聖護院八ツ橋総本店
屋号を「玄鶴堂」といい、聖護院は地名からきています。この地名も聖護院門跡の通称からきているものです。八橋検校の弟子らが黒谷参道の聖護院の森の茶店で干菓子を八ツ橋と名づけて売り出し、これが八ツ橋のはじまりとされ、その場所こそ現在の本店のある場所なのです。 このほかにも「おたべ」や「八ツ橋庵」などと八ツ橋を作っている会社は京都には数多くあり、その店舗それぞれの特徴を出しています。今では生八ツ橋の中を餡ではなく、季節物で栗の餡を入れるなど工夫をこらした商品が数多くあります。
生八ツ橋の作り方
八ツ橋は京都じゃなければ食べられないものではありません。食べたければ自分で作っちゃいましょう。簡単ですし、中に入れるものも色々工夫してみるのもおもしろいですね。
- あんこ(市販のもので十分) : 小さじ8
- もち粉 : 大さじ2
- 上新粉 : 大さじ6
- 砂糖 : 大さじ8
- シナモンパウダー : 適宜
- 水 : 大さじ6
- ボールなどの容器に上新粉ともち粉、砂糖を入れ、砂糖などの塊がないようよく混ぜます。このとき、お好みで抹茶を混ぜたりゴマを混ぜてもいいですね。そして分量の水を加えさらによく混ぜます。容器にラップをして1分ほど電子レンジで加熱しましょう。電子レンジから取り出したらラップに取り出し、熱いので布巾などで10〜15回ほど生地が滑らかになるまで折りたたみながらこねていきます。まな板や作業台にシナモンを薄くのばし、その上から麺棒で生地を伸ばしていきます。厚さは2mm程度がいいでしょう。包丁で正方形に切っていき、中にあんこを挟んでできあがりです。
生八ツ橋の作り方
【材料】(8個分)
【作り方】
焼き八ツ橋の作り方
材料は生八ツ橋と同じです。生地を作るところまでも同様です。生八ツ橋と違って焼いていくわけですが、生地を伸ばして切ったものをオーブンの天板にシートをのせ、160度で15分焼きます。もちろん160度で余熱しておきます。焼きあがったら、まだ熱いうちに麺棒などに乗せて丸みをつけていきます。生地の中に空気のふくらみができますが、上から布巾などで押さえながら麺棒に乗せるときれいにできあがります。